卵詰まり(卵塞)

卵ができてしまった場合、通常産卵は1日おき(フィンチは毎日の場合あり)です。卵巣から排卵されると卵管が受け止め、その後24時間で卵殻形成まで行われ、産卵に至ります。しかし、卵殻形成されたのにも関わらず、それから産卵されない状態が1日以上経過している場合は卵詰まり(卵塞)の可能性が高いです。初産であったり、個体差によっては多少の時間の前後はあります。卵詰まりの場合、早急に卵を出させてあげないと本来はないはずのものがお腹の中にあることで周囲の臓器(消化管など)を圧迫してしまい、排便障害、歩行困難、呼吸困難などに陥ることがあり、危険です。自力で産卵できない場合は卵圧迫排出処置にて卵を出してあげます。その処置でも卵が出せない(骨盤がしまっていたり、異常卵の場合など)は開腹手術が必要になることもあります。