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症例集
手術症例:卵巣腫瘍摘出術
他院にて原因不明腫瘍と診断されたオカメインコです。手術や抗がん剤は提案されていませんでした。4ヶ月の間、提案された緩和治療をしてましたが悪化したため当院へセカンドオピニオンで来院しました。かなり進行した卵巣腫瘍でした。レ […] -
症例集
皮下気腫
鳥の呼吸器である気嚢が損傷してしまうことで空気が漏れ出し、皮下に空気が溜まっていってしまうことがあります。外傷にて発症することがありますが、突発的に発症することもあります。 こちらは飼い主さんが誤って踏んでしまったセキセ […] -
症例集
鼻炎
鳥は寒さに強くはありません。寒さから鼻汁が出てしまうと、人などの哺乳類は外鼻孔が下を向いているので鼻汁が出ると鼻から垂れて出てきますが、鳥の外鼻孔の向きは下ではなく上であったり正面であったりするため、鼻汁は垂れてきません […] -
症例集
スプレーレッグ
鳥は親鳥の体の中で卵の中にいる時からしっかり栄養をもらい、孵化後も高栄養のエサをもらうことが骨格形成や神経の発達に非常に大切です。産卵の過程で親鳥の栄養状態が低下したり、孵化後すぐに十分な栄養がもらえないと骨格や神経の形 […] -
症例集
肺炎・気嚢炎
鳥の呼吸器はガス交換能力が非常に優れており、ガス交換領域は哺乳類の10倍ともいわれています。哺乳類と異なり、肺以外にも気嚢と言われる呼吸器を有しています。気嚢は体のいろんな部位にあり、頸気嚢、鎖骨間気嚢、前胸気嚢、後胸気 […] -
症例集
不整咬合
鳥の嘴はずっと伸び続けていますが、同じ形を保っているのは上嘴と下嘴が適切に咬み合うことで嘴が摩耗していっているからです。外傷(強くぶつける)や他の鳥とのけんかなどでこの咬み合っている位置がずれてしまうと摩耗がうまくいかず […] -
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胆嚢嚢腫
胆嚢は肝臓にて分泌された消化液(胆汁)を一時的に蓄えている器官です。鳥種によって胆嚢の有無があります。セキセイインコやコザクラインコは有していませんが、ブンチョウには胆嚢があります。オカメインコではあったりなかったり個体 […] -
症例集
水浴びや羽繕い不足
水浴びをまったくしないブンチョウなどのフィンチ系で羽がバサバサしていることがあります。羽がバサバサしてくると飛翔能力が低下してしまうことがあります。水浴びはすべての鳥で必須というわけではありませんが、このような羽になって […] -
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甲状腺腫
鳥類の甲状腺は気管分岐部に存在します。哺乳類と同様に、代謝に関与する甲状腺ホルモンを分泌しています。通常は数mmほどの大きさで、レントゲン上では確認することはできません。一方で、甲状腺腫の場合にはレントゲン上で拡大した甲 […] -
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そのう停滞
そのう(嗉嚢)は鳥類特有の消化管です。食道の途中に存在し、一時的に食べたものが滞留し、次の消化管である腺胃(1つ目の胃)へ流れていきます。例外として、フクロウ、オオハシにはそのうは存在しません。鳥種によって通常のそのう容 […]