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症例集
心機能低下
人と同じく、鳥も年をとると臓器の機能が低下してきます。老齢による心機能低下はどんな鳥でも起こりうることです。ブンチョウやボタンインコ、コザクラインコでは老齢での心機能低下が比較的多く認められます。老齢でなくても、先天性で […] -
症例集
ロックジョー
開口不全症候群の通称です。ここ最近はあまり見かけることがなくなってきましたが、現在も時折発症しているオカメインコがいます。オカメインコ以外の鳥種では発症することが極めて稀です。 顎を動かすための筋肉である咬筋が動かなくな […] -
症例集
鳴管炎
鳥は気管の分岐部に鳴管があり、鳴いたりおしゃべりしたりすることができます。その鳴管が炎症を起こしてしまうと、声がかすれたり小さくなったりしてしまいます。 レントゲン:鳴管およびその周囲の不透過性亢進(赤丸)、肺後縁ライン […] -
症例集
ジアルジア
日本ではセキセイインコで稀に感染が確認される寄生虫です。他の鳥種にも感染は成立するようですが、日本ではあまり見かけることがありません。検出されることが少ない寄生虫ですが、近年セキセイインコで少しずつ検出される機会が増えて […] -
症例集
羽毛ダニ
羽毛に寄生するダニです。主に羽軸の羽枝間にいます。皮膚に寄生することはなく、痒みなどの症状が鳥に生じることはありません。あまりにも大量に寄生した場合は違和感があるかもしれません。鳥の羽にしか寄生できないダニで、人に寄生す […] -
症例集
糖尿病
鳥は哺乳類と異なり、血糖値が正常でも高い、高血糖動物です。多くの哺乳類の膵臓では血糖値を上げるグルカゴンよりも血糖値を下げるインスリンを多く産生していますが、鳥ではインスリンよりもグルカゴンを多く産生しています(シード食 […] -
症例集
ハジラミ
鳥の羽に寄生します。近年ではあまり見かけなくなりましたが、オカメインコ、ハト、アヒルなどで時折見ます。咀嚼性で皮脂や羽毛の汚れを食べており、接触伝播のみで感染します。ハジラミは鳥にも哺乳類にも寄生しますが、このハジラミは […] -
症例集
精巣腫瘍
セキセイインコが好発鳥種です。全鳥種で明らかにセキセイインコに多いことから、遺伝的要因があることが疑われています。 ろう膜褐色化のオスのセキセイインコ:明らかな褐色化(左)もあれば、まだ初期段階でろう膜の色の変化が乏しい […] -
症例集
腺胃拡張症
腺胃拡張はレントゲン検査にて判定することができます。まだ何も症状がないこともあれば、吐き気などの症状が出ている場合もあります。腺胃が拡張してしまう原因は胃腸機能低下、神経症状による随伴、多飲による腺胃内への水の蓄積などが […] -
症例集
金属中毒
症状として、食欲廃絶、嘔吐、濃緑便、尿酸色の変化(緑色尿酸、極めて重度の場合は赤色尿酸)などが挙げられます。いずれも急性の症状であることが中毒時は多いです。 放鳥中に拾い食いしていたり、どこかでかじかじしていませんか?金 […]