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肝胆道系疾患
糖尿病
鳥は哺乳類と異なり、血糖値が正常でも高い、高血糖動物です。多くの哺乳類の膵臓では血糖値を上げるグルカゴンよりも血糖値を下げるインスリンを多く産生していますが、鳥ではインスリンよりもグルカゴンを多く産生しています(シード食 […] -
肝胆道系疾患
鉄貯蔵病
鳥の鉄分要求量は哺乳類よりも少ないのですが、鉄分を過剰に摂取することで肝臓に蓄積してしまう病気です。九官鳥やオオハシ、ヒインコ科(ローリー)が好発鳥種となります。これら鳥種の消化管は食物保持時間が短く、吸収に特化していま […] -
肝胆道系疾患
急性肝炎(急性の肝臓拡大)
ブンチョウに時折認められます。急に肝臓が拡大してしまい、周囲の臓器を圧迫してしまうことで、呼吸困難、排便障害などを起こします。 ブンチョウの肝臓拡大 体表からもわかるほど肝臓が拡大している。胆嚢嚢腫と異なり、体表からは黒 […] -
肝胆道系疾患
脂肪肝症候群(FLS)
肝臓に脂肪が過剰に沈着してしまうことで肝臓の機能が著しく低下してしまう病気です。原因は過食による内臓脂肪(主に肝臓)、皮下脂肪のつきすぎであることが挙げられます。症状は体重減少(まだ体重が下がってきていないこともあり)、 […] -
肝胆道系疾患
胆嚢嚢腫
胆嚢は肝臓にて分泌された消化液(胆汁)を一時的に蓄えている器官です。鳥種によって胆嚢の有無があります。セキセイインコやコザクラインコは有していませんが、ブンチョウには胆嚢があります。オカメインコではあったりなかったり個体 […] -
肝胆道系疾患
RF(Red Feather)
RF(Red Feather)は羽毛赤色化、本来赤色の羽がさらに赤くなる、または本来は赤色ではない羽が赤くなってしまいます。YFと発症要因はよく似ています。赤色の羽が生えるコザクラインコにて認められます。コザクラインコの […] -
肝胆道系疾患
YW
YF(Yello Feather)、羽毛黄色化は黄色の羽が本来よりもさらに黄色くなってしまったり、本来は黄色ではない羽までが黄色になってしまっている状態です。羽はタンパク質(アミノ酸)などで構成されていますが、その構成要 […] -
肝胆道系疾患
出血斑
体の中では古い細胞が壊され、新しい細胞が作られています。その際に起こる小さな出血に対して、通常すぐに止血機構が働き、出血を食い止めています。その止血機構に異常がある場合、小さな出血に対する止血機構がうまく働かず、このよう […]