子嚢菌類に分類される大型桿状酵母、正式名称はMacrorhabdus ornithogasterという真菌(カビ)です。セキセイインコに広く蔓延しており、検出率は7割を超えます。オカメインコ、コザクラインコ、マメルリハインコなどのインコ類や、ブンチョウ、ジュウシマツ、カナリアなどのフィンチ類、その他さまざまな鳥種から検出されます。
糞便検査にて検出します。糞便にて検出されなくても胃粘膜に隠れ潜んでいることがあるので定期的な糞便検査をおすすめしています。軽度では無症状なこともありますが、感染が進行すると、吐き気や黒色便といった胃炎症状を示します。特にセキセイインコで2-3歳までメガバクテリアがいる場合、治療しても胃炎が後遺症として残ることがあります。感染が長期間に及ぶことで胃癌になる可能性も報告されています。お迎えしてからの早めの健康診断を心がけましょう。