鳥は親鳥の体の中で卵の中にいる時からしっかり栄養をもらい、孵化後も高栄養のエサをもらうことが骨格形成や神経の発達に非常に大切です。産卵の過程で親鳥の栄養状態が低下したり、孵化後すぐに十分な栄養がもらえないと骨格や神経の形成が疎かになってしまいます。
写真のセキセイインコは生まれた時から脚がこのように開いてしまっていたとのことです。大腿骨が内転、脛足根骨が外転していることで脚がこのような曲がり方をしてしまいます。できるだけ早くテーピングにて矯正し、うまく歩くことができるようになることを目指します。テーピングが遅れてしまったり、骨形成がある程度進んでしまい関節が固まってしまうと矯正不可となります。
ニワトリでの栄養不良で見られることがあるペローシスとは別の疾患です。ペローシスは腱が外れてしまうことで起こる疾患です。