鳥ポリオーマウイルス感染症

鳥ポリオーマウイルスによる感染症です。インコ・オウム類の中でも特にコザクラインコなどのラブバード類にて認められることがあります。PBFDとよく似ていますが、ブンチョウなどのフィンチ類にも感染します。フィンチ類にて発見されることはかなり少ないですが、ペットショップにて、いろんな鳥種がいっしょのケージに入っている場合、例えば、セキセイインコとコザクラインコとブンチョウがいっしょのケージに入っているなどの場合には注意が必要です(あまりないことですが)。

感染や発症する年齢は幼齢(3ヶ月齢以下)であることが多く、PBFDとよく似た羽毛症状や腹部膨大、皮下出血、腎障害の他に、突然死することもあります。PBFDと同様、有効な治療方法はなく、免疫賦活療法を推奨しています。