皮下気腫

鳥の呼吸器である気嚢が損傷してしまうことで空気が漏れ出し、皮下に空気が溜まっていってしまうことがあります。外傷にて発症することがありますが、突発的に発症することもあります。

こちらは飼い主さんが誤って踏んでしまったセキセイインコのレントゲンです。踏まれてしまったことで気嚢(腹気嚢や後胸気嚢)破裂を起こし、皮下気腫となっています。気腫に対して穿刺処置および抜気処置をすることで溜まってしまった空気を排出するとともに、損傷部の治療を行っていきます。後遺症が残り、定期的に抜気処置しなければならなくなることもあります。