鳥は気管の分岐部に鳴管があり、鳴いたりおしゃべりしたりすることができます。その鳴管が炎症を起こしてしまうと、声がかすれたり小さくなったりしてしまいます。

レントゲン:鳴管およびその周囲の不透過性亢進(赤丸)、肺後縁ライン(青矢印) ※肺炎も併発している
鳴管炎から肺炎が続発する場合や、肺炎から鳴管炎が続発する場合もあります。重度の場合、食べ物を飲み込むことが難しくなってしまうことで吐いてしまったり、呼吸することも苦しくなってしまいます。治療方法は肺炎と類似しており、症状に合わせた抗生剤や抗炎症薬などが必要となります。