今年も暑い季節になってきました。この暑い季節、鳥にとって危険なものがあります。
虫よけのためにスプレーを使用していませんか?制汗剤や日焼け止めなど、日差しや暑さの対策で使用していませんか?スプレーを鳥のいる部屋で使用したり、肌に付着した化粧品を誤って食べてしまうことで具合が悪くなってしまう鳥が多く来院しています。
鳥は化学薬品に非常に弱いです。スプレーでなくとも、虫よけのために室内に置いていた虫よけの製剤で重度の肺炎になることもあります。また、ニオイの強い化粧品(香水など)でも具合を悪くしてしまうこともあります。
暑い時期なのでついついこれらを使用してしまう季節ですが、鳥の近くではこれらは使用しないように注意しましょう。
以下、鳥のいる部屋で使用して、重度の肺炎や誤食による中毒を起こしてしまうものです。参考にしてみてください。
・虫よけスプレー
・設置式虫よけ(忌避剤) : 蚊取り線香など
・空間除菌剤(分子発生式置き型除菌剤)
・線香、ろうそく、お香、アロマ、たばこ(加熱式たばこ含む)
・制汗剤 ( 微香量、無香料を含むすべての制汗剤)
・日焼け止め : 日本製、海外製品すべて
・化粧品、香水 : すべて
・テフロン加工のフライパン
・オーブンレンジ
・クエン酸など化学薬品にて洗浄した後の除湿器